
婦人科のがんで最も一般的な子宮がんには、子宮の入口にできる子宮頚がんと子宮の内側にできる子宮体がんがあります。子宮がんのうち、子宮頚がんが約7割を占めていますが、近年子宮体がんが増加しています。また子宮頚がんは20歳代の若年層に急増していますが、初期症状がほとんどないため、早期発見には検診が重要です。特に子宮頚がんは検診により多くの進行がんを防ぎ、死亡数を減らす効果が実証されていますので、検診を受けましょう。
子宮頚がんは、発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因です。このウイルスは性行為により感染しますが、感染することは特別なことではなく、性交経験のある女性なら約80%が1度は感染するとされています。発がん性HPVには約15種類あり、中でも16型、18型は子宮頚がんから多く見つかるタイプです。日本人の子宮頚がん患者の約60%から、この2種類のウイルスが見つかっています。
13種類の発がん性HPV(16,18,31,33,35,39,45,51,52,56,58,59,68型)への感染の有無を陽性(+)陰性(-)のいずれかで判定します。
※検査方法が子宮頚がん検査と同じですので、同時に検査を受けられることをおすすめします。
14種類の発がん性HPV(上記に加えて67型)のうち、どのタイプのウイルスに感染しているかを型別に判定します。
※検査方法が子宮頚がん検査と同じですので、同時に検査を受けられることをおすすめします。
子宮体がんは閉経後の50~60歳代に多くみられ、がんの発生には女性ホルモンが関与していると考えられています。また妊娠や出産の経験がない方、乳がん家系の方がなりやすいといわれています。子宮体がんは病状が進行していない早期の段階で出血することが多く、不正出血での発見が約90%といわれています。
内診台に座っていただき、医師が腟の中を内診しながら、子宮頚部の表面を綿棒でこすり、採取された細胞にがん細胞があるかないかを顕微鏡で調べます。痛みはほとんどありません。また触診により子宮の大きさや形、卵巣の状態も調べます。
- 当センターでは自己採取法と医師による採取法を選択できますが、確実に採取できる医師による採取法をおすすめします。
- 奇数年齢と偶数年齢で検査料金の負担金額が異なります。

腟の内に超音波発信器(プローブ)を入れ、返ってくる音波を画像にします。子宮、卵巣、卵管の状態を画像として見ることができ、内診では見つけることのできない筋腫や初期の腫瘍も発見できることから、婦人科の診断には欠かせない検査となっています。検査は子宮頚がん検査と一緒に行いますので約2分程度です。痛みはほとんどありません。

子宮内に検査キットを挿入し細胞を採取するため、多少の痛みを伴います。また、出血することもありますので、検査当日は入浴を控え、シャワーだけにしていただきます。なお、出産を経験されていない20歳代の方、現在妊娠している可能性のある方は検査できません。出産を経験されてない方で検査を希望される方は、診察室で医師にご相談ください。









